クルマと年収

日産GTRが買える年収はどのくらいか 2025年

クルマと年収

日産GTRは日本が世界に誇るスーパーカー。R32からR33、R34、R35と着実に進化しています。圧倒的なパフォーマンスと存在感で多くの車好きを魅了しています。価格は、1444万3000円〜2289万1000円、NISMOモデルが3008万5000円〜3061万3000円という超高級車。「このクルマを手に入れるためには、いったいどれくらいの年収が必要なのだろうか?」と考える方も多いのではないでしょうか。今回は、GTRを購入するために必要な年収や購入時の注意点について詳しく解説します。

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GTRの現行価格とグレード

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日産公式

2025年モデルの価格は、1444万3000円〜2289万1000円、NISMOモデルが3008万5000円〜3061万3000円となっています。価格は変わりやすいので目安としてください。

メーカー希望小売価格:1,444万円~3,061万円(消費税込)

主要グレード:

  • Pure edition:約1,444万円
  • Premium edition:約1,484万円
  • Black edition:約1,535万円
  • Premium edition T-spec:約1,897万円
  • Track edition engineered by NISMO:約1,766万円
  • Track edition engineered by NISMO T-spec:約2,139万円
  • NISMO:約2,866万円
  • NISMO Special edition:約3,061万円

2025年モデルでは、T-specグレードに高精度重量バランス部品が採用され、さらに性能が向上しています。なお、NISSAN GT-Rは、多くのお客さまからご注文を頂き、生産を予定している数量のご注文受付を終了いたしましたとなっており、新車の入手はより困難になっています。

車の購入と年収の関係

車購入の一般的な年収目安

一般的に、車の購入費用は「年収の半分程度」が目安とされています。この理由は、年収の半分程度の価格であれば、ローンの審査に通りやすく、返済も無理なく行えるとされているためです。

つまり、単純計算すれば:

  • 年収1,000万円→500万円程度の車
  • 年収2,000万円→1,000万円程度の車
  • 年収3,000万円→1,500万円程度の車 という金額が目安になります。

GTRを購入するために必要な年収

GTRの価格帯(1,444万円~3,061万円)を考慮すると、理想的には以下の年収が必要と考えられます。

  • エントリーグレード(1,444万円)の場合:年収2,900万円程度
  • ミドルグレード(1,700万円)の場合:年収3,400万円程度
  • NISMOグレード(3,000万円以上)の場合:年収6,000万円以上

ただし、これはあくまで理想的な目安であり、実際にはさまざまな要素によって変わってきます。こういった高級車は資産状況やリセールバリュー、高収入者の年収に対する生活費割合などにもよるため、年収の6〜8割程度を割り当てても問題ない場合があります。また、スーパーがつくほどのスポーツカーという特殊な車であるため、趣味性を加味すると年収の8割程度まで行ってしまってもいいかもしれません。

無理なくGTRを購入するための方法

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日産公式

頭金の用意

年収が上記の目安に達していなくても、十分な頭金を用意することで、ローンの借入額を減らし、月々の支払いを軽減することができます。

たとえば、車両価格1,500万円に対して600万円の頭金を用意できれば、借入額は900万円となり、年収1,800万円程度でも購入が視野に入ります。一般的には車両価格の20~30%程度の頭金が推奨されますが、高額車両の場合はより多くの頭金を用意することで、ローンの負担を軽減できます。

ローンの返済期間と金利

ローンの返済期間は、月々の支払額に大きく影響します。期間を長くすれば月々の支払いは少なくなりますが、その分、支払う利息の総額は増えます。

  • 銀行系ローン:金利2%~5%程度
  • ディーラーローン:金利8%前後

金利面では銀行系ローンの方が有利ですが、審査は厳しく時間もかかる傾向があります。ディーラーローンは比較的審査がスムーズですが、金利は高めに設定されていることが多いです。

返済負担率の考慮

ローン審査では「返済負担率」が重要な指標となります。これは年収に対する年間のローン返済額の割合を示すもので、一般的に25%~35%が目安とされています。

例えば、年収2,000万円の場合、年間のローン返済額は500万円~700万円程度が上限となります。月々に換算すると、42万円~58万円程度です。

GTR購入の現実的なシナリオ

年収1,800万円の場合

年収1,800万円で最もベーシックなグレードのGTR(1,444万円)を購入する場合

  • 頭金:500万円(車両価格の約35%)
  • ローン借入額:944万円
  • 返済期間:7年
  • 月々の返済額:約14万円+金利

この場合、返済負担率は約9%となり、比較的余裕を持った返済計画が立てられます。

年収3,000万円の場合

年収3,000万円で上位グレードのGTR(2,100万円)を購入する場合

  • 頭金:600万円(車両価格の約29%)
  • ローン借入額:1,500万円
  • 返済期間:5年
  • 月々の返済額:約25万円+金利

返済負担率は約10%となり、他の生活コストを考慮しても、無理のない範囲での購入が可能です。

GTR維持費の考慮

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日産公式

車の購入を検討する際は、「買える」だけでなく「維持できる」かどうかも重要なポイントです。GTRのような高性能スポーツカーは、維持費も相応にかかります。

主な維持費(年間)

  • 自動車税:約6.7万円
  • 自動車保険:約14~20万円
  • 燃料費:約16~18万円(ハイオク、年間1万km、燃費7.8km/L)
  • 駐車場代:都市部で約24~36万円
  • 点検・整備費:約10~15万円
  • 車検(2年に1回):約15~20万円

これらを合計すると、年間約85~120万円程度の維持費がかかると想定されます。つまり、購入後のランニングコストも考慮すると、より余裕のある年収が望ましいと言えるでしょう。

日産GTR購入まとめ

日産GTRの購入を検討する場合、理想的には以下の年収が目安となります。

  • エントリーグレード:年収2,900万円以上
  • ミドルグレード:年収3,400万円以上
  • NISMOグレード:年収6,000万円以上

ただし、十分な頭金を用意したり、ローン条件を工夫したりすることで、これより低い年収でも購入は可能です。重要なのは、購入後も無理なく維持できるかどうかを総合的に判断することです。

GTRは単なる移動手段ではなく、ライフスタイルそのものを表現する車です。無理のない範囲で購入計画を立て、長く付き合える愛車としてお迎えすることをおすすめします。このような高級車を購入する際は、単に「買える」かどうかだけでなく、「毎月の返済額は無理ないか」「維持費は払い続けられるか」「将来の収入や支出の変化に対応できるか」といった点もしっかり考慮することが大切です。

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