ホンダのステップワゴンは箱型ミニバンとして、セレナ、ノア、ヴォクシーとともに人気のミニバンです。家族の成長とともに「そろそろミニバンを」と考える方は多いのではないでしょうか。その中でも、ホンダのステップワゴンは独創的な「わくわくゲート」と使い勝手の良さで、多くのファミリーから支持を集めています。「いつかはステップワゴンを」と憧れる方も多いのではないでしょうか。しかし、実際に購入を検討する際に多くの方が悩むのが「どのくらいの年収があれば無理なく購入・維持できるのか?」という点です。
本記事では、ステップワゴン2025の購入に必要な年収や維持費について、現実的な数値をもとに詳しく解説します。
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ステップワゴンの現行価格とグレード

2022年にフルモデルチェンジを果たした6代目ステップワゴンは、より洗練されたデザインと充実した装備で魅力が向上しています。現在の価格帯は以下の通りです。
メーカー希望小売価格:325万円~450万円(消費税込)
主要グレード:
AIR(エントリーグレード)
- 7人乗り:325万600円
- 8人乗り:327万800円
SPADA(人気グレード)
- 7人乗り:366万300円
- 8人乗り:368万500円
SPADA PREMIUM LINE(上級グレード)
- 7人乗り:399万300円
e:HEV SPADA(ハイブリッド)
- 7人乗り:384万4500円
e:HEV SPADA PREMIUM LINE(最上級)
- 7人乗り:426万2500円
現行モデルでは、従来からの1.5L VTECターボエンジンに加え、2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載したモデルもラインナップ。燃費性能と静粛性が大幅に向上しています。
車の購入と年収の関係
車購入の一般的な年収目安
一般的に、車の購入費用は「年収の半分程度」が目安とされています。この基準は、ローンの審査通過率や、家計に無理のない返済計画という観点から導かれています。
つまり、単純計算では:
- 年収500万円→250万円程度の車
- 年収600万円→300万円程度の車
- 年収700万円→350万円程度の車
- 年収800万円→400万円程度の車
という金額が目安になります。
ファミリーカー購入の特殊事情
しかし、ステップワゴンのようなファミリーミニバンの場合、以下の特殊事情を考慮する必要があります。
実用性による正当化
- 家族全員での移動手段
- 長期間の使用前提
- 安全性への投資
世帯収入での検討
- 共働き世帯の場合は世帯年収で判断
- 将来の収入増加の見込み
- 家族構成の変化への対応
ステップワゴンを購入するために必要な年収
ステップワゴンの価格帯(325万円~450万円)を考慮すると、以下の年収が目安となります。
エントリーグレード(325万円)の場合:年収500万円程度
購入パターン例:
- 頭金:100万円
- ローン借入額:225万円
- 返済期間:5年
- 月々返済額:約4.2万円
人気グレード(390万円)の場合:年収600万円程度
購入パターン例:
- 頭金:120万円
- ローン借入額:270万円
- 返済期間:5年
- 月々返済額:約5万円
上級グレード(450万円)の場合:年収700万円程度
購入パターン例:
- 頭金:150万円
- ローン借入額:300万円
- 返済期間:5年
- 月々返済額:約5.6万円
ただし、これらはあくまで目安であり、実際にはライフスタイルや他の支出状況によって変わってきます。
無理なくステップワゴンを購入するための方法

頭金の活用
年収が上記の目安に達していなくても、十分な頭金を用意することで購入の可能性が広がります。
頭金のメリット:
- ローン借入額の減額
- 月々の返済負担軽減
- 金利負担の削減
- 審査通過率の向上
推奨頭金額:
- 車両価格の30-40%程度
- 最低でも20%以上
ローンの種類と特徴
銀行系ローン
- 金利:1.5%~3.5%程度
- メリット:低金利
- デメリット:審査が厳しい、時間がかかる
ディーラーローン
- 金利:4%~8%程度
- メリット:審査がスムーズ、手続きが簡単
- デメリット:金利が高め
残価設定ローン
- 金利:2%~5%程度
- メリット:月々の支払いが安い
- デメリット:走行距離制限、最終的に高額になる可能性
返済負担率の考慮
ローン審査では「返済負担率」が重要な指標となります。年収に対する年間のローン返済額の割合で、一般的に25%~30%が上限とされています。
年収別の返済上限目安:
- 年収500万円:年間125-150万円(月10-12.5万円)
- 年収600万円:年間150-180万円(月12.5-15万円)
- 年収700万円:年間175-210万円(月14.5-17.5万円)
ステップワゴン購入の現実的なシナリオ
年収500万円の場合
世帯構成: 夫婦+子供2人
購入車種: AIR 7人乗り(325万円)
資金計画:
- 頭金:100万円(車両価格の約31%)
- ローン借入額:225万円
- 返済期間:6年
- 月々の返済額:約3.5万円
返済負担率: 約8.4%(年間42万円÷年収500万円)
この場合、返済負担率が低く、維持費を含めても無理のない範囲での購入が可能です。
年収650万円の場合
世帯構成: 共働き夫婦+子供3人
購入車種: SPADA 7人乗り(390万円)
資金計画:
- 頭金:130万円(車両価格の約33%)
- ローン借入額:260万円
- 返済期間:5年
- 月々の返済額:約4.8万円
返済負担率: 約8.9%(年間58万円÷年収650万円)
人気グレードも無理なく購入でき、快適な装備を家族で楽しめます。
年収750万円の場合
世帯構成: 共働き夫婦+子供2人
購入車種: e:HEV SPADA PREMIUM LINE(450万円)
資金計画:
- 頭金:150万円(車両価格の約33%)
- ローン借入額:300万円
- 返済期間:5年
- 月々の返済額:約5.6万円
返済負担率: 約8.9%(年間67万円÷年収750万円)
最上級グレードのハイブリッドモデルも視野に入り、燃費の良さで長期的なメリットも享受できます。
ステップワゴン維持費の考慮
車の購入を検討する際は、「買える」だけでなく「維持できる」かどうかも重要です。
主な年間維持費
燃料費: 約12-18万円(年1万km、実燃費13km/L想定)
自動車税: 3.6万円(1.5Lエンジン)
自動車保険: 8-15万円(年齢・等級による)
車検・整備: 年換算8-12万円
駐車場代: 0-24万円(地域による)
年間維持費合計: 約32-73万円
維持費を含めた総合判断
購入後の維持費も考慮すると、より余裕のある年収が望ましいといえます。
推奨年収(維持費込み):
- エントリーグレード:年収600万円以上
- 人気グレード:年収700万円以上
- 上級グレード:年収800万円以上
購入タイミングの見極め
ライフステージとの関係
購入に適したタイミング:
- 第2子誕生時
- 子供の習い事が増えた時
- 親との同居・近居を始めた時
- マイホーム購入と同時期
経済状況の確認ポイント
安定した収入源
- 正社員としての雇用
- 安定した事業収入
- 共働きによる複数収入源
緊急資金の確保
- 生活費6ヶ月分の貯蓄
- 車の修理費用の備え
- 子供の教育費への影響考慮
賢い購入戦略
中古車という選択肢
新車のメリット・デメリット
- メリット:最新装備、保証充実、好みの仕様
- デメリット:価格が高い、初年度の減価償却大
中古車のメリット・デメリット
- メリット:価格が安い、減価償却済み
- デメリット:保証期間短い、状態にばらつき
下取り・買取の活用
現在の車の価値確認
- 複数業者での査定
- 下取りと買取の比較
- 適切なタイミングでの売却
購入時期の工夫
決算期の活用
- 3月(年度末決算)
- 9月(中間決算)
- ディーラーの販売ノルマ達成支援
モデルチェンジ前の狙い目
- 現行モデルの値引き拡大
- 在庫処分セールの活用
ホンダ ステップワゴン購入まとめ
ホンダ ステップワゴンの購入を検討する場合、以下の年収が現実的な目安となります。
購入可能年収の目安:
- エントリーグレード:年収500万円以上
- 人気グレード:年収600万円以上
- 上級グレード:年収700万円以上
維持費込みの推奨年収:
- エントリーグレード:年収600万円以上
- 人気グレード:年収700万円以上
- 上級グレード:年収800万円以上
ただし、頭金の準備状況、ローン条件、家族構成、ライフスタイルなどにより、これより低い年収でも購入は可能です。重要なのは、購入後も家族が無理なく快適に過ごせるかどうかを総合的に判断することです。
ステップワゴンは単なる移動手段ではなく、家族の思い出を運ぶ大切なパートナーです。焦らずに家計状況を見極め、家族にとって最適なタイミングで購入することをおすすめします。
「家族の笑顔」と「家計の安心」、両方を実現できる購入計画を立てることが、後悔のない車選びの秘訣です。