観光庁は今年3月からアゴダに対してトラブルの改善を申し入れてきたのに、全然改善されないから業を煮やした状況なんです! 観光庁の村田茂樹長官は7月16日の記者会見で「引き続き予約トラブルの発生状況、改善策の進捗状況の確認を続ける」と述べ、めちゃくちゃ厳しい監視を宣言しています。つまり政府的には「まだ改善が不十分」という判断なんです。
何が問題なの?「第三者サプライヤー」という悪徳業者
- 普通の予約サイト
ホテル → 予約サイト → お客さま - アゴダの場合
ホテル → 怪しい仲介業者 → アゴダ → お客さま
この「怪しい仲介業者」が勝手に部屋を売りまくって、実際には予約が取れてない という詐欺的システムが横行してるということです。
被害の実例がヤバい
- 韓国のホテルを予約したのに現地で「予約がない」と言われる
- 休館日なのにアゴダ経由で予約が入る
- 大人4名の予約が勝手に2名に変更される
などが実例として挙げられています。
政府の本音
村田長官の発言から読み取れるのは:
- 「3月から改善要請してるのに全然ダメ」という怒り
- 「利用者も注意して!」という半ばあきらめムード
アゴダは6月26日付で不正行為が疑われた業者を経由して確保した空室の取り扱いをやめたと発表したけど、政府は「まだ足りない」という厳しいスタンス。
アゴダ問題 = 格安の裏に潜む予約詐欺システム
政府の見解 = 「改善不十分、引き続き厳重監視」
安いには理由がある。政府もブチギレてるレベルでヤバい予約サイト?
利用者はどう注意すべきか
観光庁長官も指摘しているとおり、オンライン宿泊予約サイトを利用する際には以下の点に注意しましょう。
- ・利用規約や約款の確認: サイトの利用規約や宿泊約款をしっかり読んでおく
- ・問い合わせ先の確認: トラブル発生時の連絡先を事前に把握しておく
- ・直接ホテルに確認: 予約完了後、直接ホテルに予約が入っているか確認する
- ・複数のサイトで価格比較: 異常に安い価格には注意が必要
- ・レビューの確認: 他の利用者の評価やコメントを参考にする
日本国内のホテルを予約する場合は、ホテルの公式サイトや日本の予約サイトを利用する方が安全な場合もありますので上手く使い分けをしてください。このトラブルは個人の旅行者だけでなく、宿泊業界にも大きな影響を与えています。
仲介業者のサイトについては、星野リゾートの星野佳路代表がSNSで被害実態を告発したことで、問題の深刻さが広く認知されるようになりました。また、東横インなどの宿泊チェーンも「Agoda等」と名指しして注意喚起を行い、観光庁からの業務改善要請があったことも明らかにしています。
Agodaのトラブルは、単なるシステムエラーではなく、ビジネスモデルに起因する構造的な問題を含んでいます。観光庁も状況を重視し、改善を求めていますが、消費者側も十分な注意が必要です。特に予約前の規約確認や予約後のホテルへの直接確認など、「念には念を」の姿勢で宿泊予約サイトを利用することをお勧めします。
ちょうどわたしもAgodaで予約していたので確認してみました。
電話で確認したところ問題なく予約が入っていました。国内でもあってはならないことですが、海外で予約が取れていないとかなると目も当てられません。事前に確認ができるのであれば、電話などで実際に予約が入っているかを確認すべきだと思います。