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『国宝』大ヒット社会現象レベルの異常自体のなぜ 興行収入56億円突破!4週連続土日前週比超え

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興行収入56億円突破!4週連続土日前週比超えを記録って、これ異常事態ですよね。普通の映画って公開から時間が経つと客足は落ちるのに『国宝』は 真逆の伸び方をしています。

なんで『国宝』がここまで伸びているのか

歌舞伎ファンからの爆発的口コミ効果

年配層の歌舞伎ファンからの圧倒的な支持。そこを震源地に話題が広がり、話題作以外では映画館に足を向けない若い世代の関心も引いているというのがポイント。歌舞伎おばさま軍団 が最初にハマって、SNSで熱く語り始め、Facebookで40~50代の人たちが感動投稿して、それを見た家族や友人が「そんなに良いなら観てみよう」ってなっっていると考えられます。

吉沢亮の”国宝級”演技力

吉沢亮は歌舞伎俳優ではないにもかかわらず、歌舞伎の女形を極め”人間国宝”に上り詰める俳優として説得力があったという点、これもはヤバいポイントでしょう。歌舞伎役者という演じたことのない役のため、現役の歌舞伎俳優である中村鴈治郎さん(66)の稽古を受けました FIGARO.jpということで、1年半も本気で稽古したらしい。その演技の説得力がすごいということです。

175分でも「あっという間」の没入感

普通なら3時間近い映画って敬遠されるのに、3時間弱(2時間55分)に濃縮した映画はめくるめく展開で時間の長さは感じないという没入感です。これって TikTok世代 には奇跡ですね。短い動画に慣れてる若者が3時間集中して観てるってこと自体がすごい。途中脱落する人もいそうですが、どうでしょう。

「血筋vs芸」という現代的テーマ

「歌舞伎の世界は血筋か芸か」との命題って、これ現代の コネ社会への問題提起とも言えます。生まれが全てか、実力が全てか。就活で悩む大学生とか、転職考えてる会社員とかにも刺さるテーマであることもポイントです。

カンヌ効果でブランド力UP

5月のカンヌ国際映画祭を視野に入れた、周到な戦略があったって、これは完全に 話題作りの天才的なマーケティング戦略 。海外で評価されたってだけで「観なきゃ」って気になるのが日本人の心理でもありますね。そこが日本人の感性とあっているかは別ですが、そういう動きになりやすい。

口コミの威力がすごくて都心部でほぼ満員が続く

封切り直後からFacebookで熱い感動を投稿する40〜50代以上の投稿が増えています。まさにSNS時代のヒット法則 だよ。映画館で感動→即座にSNS投稿→友人が反応→さらに観客が増えるの 無限ループです。今や「国宝、観た?」がさまざまな世代の会話の糸口ともなっています。これもう 社会現象になっています。

都心部で完売続出してますね。

  1. 歌舞伎ファンの熱狂的支持 から始まった口コミの連鎖
  2. 吉沢亮の本気すぎる役作り への感動と驚き
  3. 長時間でも飽きない濃密なストーリー
  4. 現代にも通じる普遍的テーマ
  5. カンヌ効果による話題性

要するに、質の高い作品 × 話題性 × 口コミ力 の 三重奏 が完璧にハマったってことです。普通なら「歌舞伎映画なんて興味ない」って思われがちなのに、ここまでの大ヒットは本当にすごい。映画業界的にも 新しいヒットパターン を作り出したって感じですね。ぜひまだ見ていない人は見に行ってください!

ぷーにーず編集長 たもり

ニュースメディア業界10年のベテラン編集者兼旅行・グルメブロガー。大手ニュースサイトで編集統括、ウェブディレクター・アプリディレクター、SEO・SNSマーケティングも統括。プライベートでは年間30,000kmの車移動で全国を巡る旅行・グルメブロガーとして活動。訪問した飲食店は1,500店舗以上の実績で、実食に基づいた信頼性の高いグルメ情報と旅行記事を執筆。

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